ゾンビ×BLという斬新な切り口で描かれるビターでダークな愛の短編集。 いわゆるゾンビパニックではなく、終末世界を背景にした静かな愛のかたちが主軸になっている。 全体的に切なく陰鬱な雰囲気が漂いながらも、登場人物たちの内面描写と関係性の温度感が丁寧に描かれており、グロテスクな描写も演出としてしっかり意味を持たせている印象。 演出面では、各話ごとに挿入される**「BOYS OF THE DEAD」のロゴ演出**が非常にスタイリッシュで、作品全体に統一感とアート性を与えている。 アメコミ風の表紙ビジュアルも含めて、“ゾンBL”という言葉に惹かれた人の期待を裏切らない、独自の世界観に浸れる一冊。