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あらすじ
阿部共実による短編集シリーズ。タイトルどおり“しょうもない日々”を覗き込むと、そこには笑える瞬間もあれば、ふいに胸を抉る落差もある。読み切るまで、その話がポップで抜けのある小噺で終わるのか、足元をすくわれるような痛みに落ちるのか分からない——だから油断できない。
教室や放課後、スマホ越しの会話といった何気ない日常が、ちょっとした見栄や勘違いで軋みはじめ、取り返しのつかない温度差に膨らんでいく。ギャグの軽さで息をさせてから、一拍おいて刺す。その振れ幅がクセになる短編集。個人的に推したいのは『おねがいだから死んでくれ』『1/4黒ニーソメガネ児童液』。どちらも言葉にしづらい感情を、見開き一発でねじ伏せてくる。
どのような作品?
“事件”より“温度差”で読ませる、阿部共実らしいオムニバス。
可笑しさと痛みが同じ画面に同居し、会話のズレや沈黙、コマ間の「間(ま)」で心の位置がずれていく。そのずれが決壊するか、寸前で踏みとどまるか——結論よりも、その手前にある呼吸を味わう作品です。
ポップな短編もあれば、読み終えてからじわじわ効いてくる重い断片もある。回によってトーンを思い切り振るうので、1冊の中で“笑い→ざわめき→無音”と感情の景色が変わるのが魅力。短編集全体をゆるくつなぐ仕掛け(数字モチーフの回など)もあり、再読で読み筋が反転する感じもおいしい。
「しょうもない」の語が示すのは諦めではなく、日常の端っこにこぼれ落ちる“どうしようもなさ”の可笑しみと痛さ。軽さと重さの切り替えがうまいから、読後に小さな棘だけが残る。
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