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チャンピオンクロス / COMIC SELECTION

#チャンピオンクロス

秋田書店の作品を横断して読めるWeb媒体で、少年誌・青年誌・スピンオフなどが混ざるのが特徴。バトルやスポーツの勢いもありつつ、サスペンスや日常コメディなど、作品数の幅で勝負するタイプ。

3作品

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まずは、この一冊から。

土砂のイチオシ

気になる表紙から、読んでみよう。

チャンピオンクロスの漫画一覧

リセット

全3作品

ビバリウムで朝食をの表紙

小学生の少女3人が、夏休みに街で囁かれる“七不思議”を調査していくSFミステリー。
都市伝説的な不思議や怪異に触れていく中で、次第に現実と非現実の境界が揺らぎ始めていく。
可愛らしい絵柄とは裏腹に、どこか不穏さが漂う空気感が心地よく、 子どもたちの無鉄砲さや好奇心によって物語がどんどん進んでいくテンポの良さも魅力。
「子どもだからこそ辿り着ける場所がある」
そんな感覚を呼び起こす、 ひと夏の記憶に残るような、静かで奇妙な冒険譚。

フランケン・ふらんの表紙

とにかく“グロい”、そして“救いがない”。
見た目は美少女なのに、やっていることは完全にモラルの外側――そんなふらんの姿が、読者に強烈な違和感と笑いをもたらす。
本人は情にもろく、善意で手術をしているのに、結果的に人が死んだり化け物になったりする構造がこの作品の核。
ブラックユーモア、不条理ギャグ、倫理崩壊…そういった言葉に惹かれるなら刺さること間違いなし。

時おり“良い話風”なエピソードもあるけれど、最後の1コマで裏切られることも多く、油断は禁物。
ギャグ漫画として読むか、ホラー漫画として読むか、人間観察の教本として読むか――すべては読者次第の異形作。

死にたくなるしょうもない日々が死にたくなるくらいしょうもなくて死ぬほど死にたくない日々の表紙

“事件”より“温度差”で読ませる、阿部共実らしいオムニバス。
可笑しさと痛みが同じ画面に同居し、会話のズレや沈黙、コマ間の「間(ま)」で心の位置がずれていく。そのずれが決壊するか、寸前で踏みとどまるか——結論よりも、その手前にある呼吸を味わう作品です。
ポップな短編もあれば、読み終えてからじわじわ効いてくる重い断片もある。回によってトーンを思い切り振るうので、1冊の中で“笑い→ざわめき→無音”と感情の景色が変わるのが魅力。短編集全体をゆるくつなぐ仕掛け(数字モチーフの回など)もあり、再読で読み筋が反転する感じもおいしい。
「しょうもない」の語が示すのは諦めではなく、日常の端っこにこぼれ落ちる“どうしようもなさ”の可笑しみと痛さ。軽さと重さの切り替えがうまいから、読後に小さな棘だけが残る。

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