まどいのいきもの ─銀河生物観察記─

永田礼路 / 既刊1巻 完読目安: 1時間0分 予算目安: 約770円
📅 開始: 2026年5月29日 / 最新刊: 2026年5月29日
観察していたはずが、
価値観まで変えられる
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📊 作品成分チャート
暗い明るい
物語重視キャラ重視
読みやすい難解・知的
重厚疾走感
ニッチ有名・王道

あらすじ

い星の爆発の影響によって、地球上の生き物の遺伝子にさまざまな変化が起き、新種の生物が爆発的に増えた世界。物語の中心になるのは、珍生物マニアの医者・薄羽。彼は、人々の生活の中に入り込んだ奇妙な生物たちと、それに翻弄される人間たちを見つめていく。食べた人間の性器を光らせるプランクトン、人間の骨に寄生する害のないカニ、人を魅了するフェロモンを出すカメムシなど、奇妙な新種の生物たちを通して、人間の暮らしや感情が浮かび上がっていく群像劇スタイルの連作作品。

どのような作品?

種の生物が爆増した世界を舞台に、珍生物マニアの医者・薄羽を中心として、さまざまな人々と生物にまつわる出来事を描いていく連作作品。登場する生物はかなりユニークで、食べた人間の性器を光らせるプランクトンや、人間の骨に寄生する害のないカニ、人を魅了するフェロモンを出すカメムシなど、設定だけでもかなり印象に残るものが多い。
ただ、本作の魅力は単に変な生き物が出てくることだけではなく、その生物に人間がどう翻弄され、生活や価値観がどう揺れていくのかを描いているところにある。SF的なアイデアを使いながら、人間ドラマや日常の変化を見せていくタイプの作品で、群像劇としての面白さも強い。作者が現役の医師であることも含めて、生物や身体にまつわる描写に独特のリアリティがあり、奇妙なのにどこか説得力のある読み味になっている。
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