弟の夫

田亀源五郎 / 全4巻 完読目安: 2時間40分 予算目安: 約2,592円
📅 開始: 2015年5月25日 / 最終巻: 2017年7月14日
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📊 作品成分チャート
暗い明るい
物語重視キャラ重視
読みやすい難解・知的
重厚疾走感
ニッチ有名・王道

あらすじ

学生の娘・夏菜(かな)とふたりで暮らす弥一(やいち)は、ある日、亡くなった双子の弟・涼二(りょうじ)の“結婚相手”だったカナダ人男性・マイクを迎えることになる。
「叔父がいたこと」も「その叔父が男性と結婚していたこと」も初耳の夏菜は、マイクにまっすぐな興味を向ける。
一方で弥一は、弟に対して抱えていた妙な距離感と向き合うことに――。
異文化と同性婚というテーマを通して、それぞれが“家族”というものを見つめ直していく、優しくてまっすぐな日々が始まる。

どのような作品?

『弟の夫』は、ゲイポルノ漫画の巨匠・田亀源五郎が、性的な描写を一切排して描いた異色のホームドラマ。同性婚を題材にしながらも説教臭さはなく、娘・夏菜の無垢な受け入れと、父・弥一の内なる葛藤のコントラストが心に残る。
マイクという存在を通して「なぜ自分は壁を感じるのか」「何に怯えていたのか」を自問する弥一の姿は、読者自身の偏見や思い込みを静かに揺らしてくる。
読後感はとても温かく、家族や社会のあり方を“やさしいまなざし”で問いかけてくる一冊。
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