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あらすじ
王国を滅ぼす“邪竜”が目覚め、山裾の国は一夜にして崩壊した。
母を失い、追い詰められた姫・アルシノエは、母から託された魔神〈思い出を喰う狂女〉の力を発動。
“思い出”と引き換えに邪竜を封じる――それが唯一の希望だった。
彼女は母の記憶を差し出そうとする。
だがそのとき、父・セルバン王は言う。
「俺の記憶を喰わせろ。俺は生きている。生きている限り、やり直せる。」
父は自らの存在ごと、娘の記憶から消えることを選んだ。
その選択によって、邪竜の暴走は辛くも抑えられた。
だが世界は未だ、混沌の只中にある―― そして目を覚ましたアルシノエの前に、「父」を名乗るひとりの男が現れる。
彼女の記憶には、彼の姿はもう存在しない。
喪われた国と、喪われた関係。 だがこの旅は、終わりではなく始まり。
セルバンとアルシノエ、“他人同士として出会い直す”ふたりの、再生の物語が幕を開ける。
どのような作品?
主人公は、かつて国を率いた王・セルバン。 だが物語が描くのは「失った王」としての彼の姿―― かつての地位や名声ではなく、“父として”ひとりの少女を守ろうとする男の姿に重心が置かれている。
この作品は、ただの王道ファンタジーではない。 〈狂女〉、邪竜、災厄、古代契約、異能、魔導書……すべての設定が精密に練られており、 1話ごとに明かされていく世界観のディテールに、読み手は没入せざるを得ない。
戦闘描写は圧巻のひとこと。とくに見開き6ページを使った“邪竜復活”シーンは、 読者に「これが本物の画力か」と叩きつけてくる迫力。
セルバンの重厚なビジュアル、アルシノエの愛らしさ、魔神たちの異形美―― 登場キャラのデザイン・表情・所作に至るまで、絵から目が離せない。
ヒロインであるアルシノエは、記憶を喪いながらも明るさと強さを持った少女。
少女らしい無邪気さと、“魔神の器”としての危うさが共存しており、そのギャップがとにかく魅力的。
ただし注意点として、女性が理不尽な暴力や残酷な運命に晒される描写も含まれているため、 読者によってはショックを受けるシーンもあるかもしれない。
それでも、その痛みの描写に手を抜かないからこそ、キャラクターたちの選択や覚悟がリアルに響いてくる。
破滅から始まるこの物語は、「再生」というテーマを真正面から描く壮大なダークファンタジー。 物語、絵、設定、そのすべてが濃密に絡み合った、まさに作家の本気がぶつけられた作品。
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