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月刊IKKI / COMIC SELECTION

#月刊IKKI

王道の少年・青年の型から少し外れた、作家性が強い作品が集まりやすい媒体。日常の温度感が濃い話から、変な読み味のギャグ、文学寄りのドラマ、実験的な構成まで「これが好きな人はめちゃくちゃ好き」な方向に振れている。

4作品

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まずは、この一冊から。

土砂のイチオシ

気になる表紙から、読んでみよう。

月刊IKKIの漫画一覧

リセット

全4作品

ニッケルオデオンの表紙

ショートショートの名手・道満晴明が放つ、異常な密度の短編集。可愛らしい絵柄に反して、描かれるのは不条理な世界やブラックユーモア、時に切ない人間模様。
一話完結ながら、別作品のキャラがふらっと顔を出したり、物語のピースが後の話で拾われたりと、ふんわり繋がっていく構造も見事。ジャンルはSF・ホラー・恋愛・ギャグと幅広く、それぞれがしっかり“道満味”に仕上がっていて、どれを読んでもちゃんと面白い。
特に「赤→緑→青」の順に読んでいくと、作品の連なりや仕掛けの妙がよりくっきりと浮かび上がってくる。短編集という形の中で、ここまで豊かに物語を編み込めるのかと唸らされる一冊。

ぼくらのの表紙

ぼくらの

鬼頭莫宏

一見すると、少年少女たちが巨大ロボットを操縦して戦うSF作品のように見える。
しかし、その実態は、戦闘後に操縦者が命を落とすという過酷なルールのもと、彼らが自らの死と向き合いながら戦う姿を描いた物語。
各章では、操縦者に選ばれたキャラクターの背景や心情が丁寧に描かれ、読者は彼らの葛藤や成長を追体験することになる。
操縦者に選ばれた人物は死んでしまうため特定の主人公がおらず、操縦者に選ばれた人物の視点で物語が進んでいく群像劇のような作品。

G戦場ヘヴンズドアの表紙

G戦場ヘヴンズドア

日本橋ヨヲコ

創作の葛藤や情熱だけでなく、親との確執や他者との衝突など、人間同士のぶつかり合いを真正面から描いた青春×ヒューマンドラマ。
全3巻という短さながら、創作という行為に向き合う過程での苦悩・挫折・再生が凝縮されており、読後に強烈な余韻を残す。
また、次回作『少女ファイト』と世界線が繋がっており、一部の登場人物が間接的に登場するというファン心をくすぐる仕掛けも。
“描く”とは何か、“生きる”とは何かを突きつけられる、魂を揺さぶる傑作。

鬼さん、どちらの表紙

鬼というフィクションの存在を借りて、“逆差別”や“感動ポルノ”といった現代社会の繊細な問題に切り込む意欲作。
「鬼だからすごい」「鬼なのに立派」といった“過剰な称賛”が生む違和感や、無意識に誰かを枠にはめてしまう視線を、静かに、でも鋭く描き出している。
チェロの天才少女のエピソードなど、現実に重なる瞬間も多く、読む側に問いを投げかけてくるような読後感。
シリアスだけど、どこか淡々としていて、過度に煽らない語り口も魅力のひとつ。

顔面土砂崩れ 脳内アーカイブ

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