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まずは、この一冊から。
土砂のイチオシ

露伴ってキャラの「好奇心の悪癖」と「芸術への執着」を、ルーヴルという場所そのものにぶつけていく読切。美術館の空気、作品の“黒”という噂、そして露伴の探究心が絡んで、理屈で説明しきれない違和感がずっとまとわりつく。
しかもこれは、ルーヴル美術館のバンド・デシネコラボ企画として作られたフルカラー作品っていうのがデカい。露伴の話として面白いのはもちろん、装丁込みで「美術館コラボの一冊」として成立してる。巻末に荒木飛呂彦のルーヴル訪問コラムが入ってるのも、体験として嬉しいポイント。
版選びの話をすると、
・迫力と“豪華さ”を取りに行くならB5の愛蔵版
・手に取りやすさと価格で行くならジャンプコミックス判(電子も同系統)
って感じ。

土砂のイチオシマリー・ポムピュイ,ファビアン・ヴェルマン
フランス発、全編フルカラーの異色コミック。
一見メルヘンで可愛らしいキャラクターたちが繰り広げるのは、“童話が現実と衝突したら”という不条理かつシビアな世界観。
物語はほとんど説明されないまま進行し、読者は彼らと同じく理不尽な環境の中に放り込まれる。
小鳥とのお茶会で仲良くなろうとすれば食べられ、仲間同士の関係もやがて歪んでいく。
“可愛い”が“怖い”に変わっていく感覚は唯一無二で、その衝撃は長く心に残る。
日本では2014年に出版されたが絶版となっており、現在はプレミア価格での取引がされている幻の一冊。
気になった人は早めのチェックをおすすめしたい。

アルツハイマーという病と、老いという現実を静かに、しかし鋭く描いた一作。
セリフに頼らず、コマの演出だけで“記憶が抜け落ちていく感覚”を表現する手法は圧巻で、 とくに終盤の演出は漫画表現の可能性を感じさせるほど芸術的。
「昨日の自分」と「今日の自分」が断絶されていく恐怖。
それでも、誰かのそばにいたいという想いがにじみ出る。
海外漫画に苦手意識がある人でも読みやすく、 “老い”をテーマにした作品の中でも随一の完成度。
静かな感情が、読者の心に深く皺を刻む一冊。
気になる表紙から、読んでみよう。
海外漫画の漫画一覧
全3作品

露伴ってキャラの「好奇心の悪癖」と「芸術への執着」を、ルーヴルという場所そのものにぶつけていく読切。美術館の空気、作品の“黒”という噂、そして露伴の探究心が絡んで、理屈で説明しきれない違和感がずっとまとわりつく。
しかもこれは、ルーヴル美術館のバンド・デシネコラボ企画として作られたフルカラー作品っていうのがデカい。露伴の話として面白いのはもちろん、装丁込みで「美術館コラボの一冊」として成立してる。巻末に荒木飛呂彦のルーヴル訪問コラムが入ってるのも、体験として嬉しいポイント。
版選びの話をすると、
・迫力と“豪華さ”を取りに行くならB5の愛蔵版
・手に取りやすさと価格で行くならジャンプコミックス判(電子も同系統)
って感じ。

フランス発、全編フルカラーの異色コミック。
一見メルヘンで可愛らしいキャラクターたちが繰り広げるのは、“童話が現実と衝突したら”という不条理かつシビアな世界観。
物語はほとんど説明されないまま進行し、読者は彼らと同じく理不尽な環境の中に放り込まれる。
小鳥とのお茶会で仲良くなろうとすれば食べられ、仲間同士の関係もやがて歪んでいく。
“可愛い”が“怖い”に変わっていく感覚は唯一無二で、その衝撃は長く心に残る。
日本では2014年に出版されたが絶版となっており、現在はプレミア価格での取引がされている幻の一冊。
気になった人は早めのチェックをおすすめしたい。

アルツハイマーという病と、老いという現実を静かに、しかし鋭く描いた一作。
セリフに頼らず、コマの演出だけで“記憶が抜け落ちていく感覚”を表現する手法は圧巻で、 とくに終盤の演出は漫画表現の可能性を感じさせるほど芸術的。
「昨日の自分」と「今日の自分」が断絶されていく恐怖。
それでも、誰かのそばにいたいという想いがにじみ出る。
海外漫画に苦手意識がある人でも読みやすく、 “老い”をテーマにした作品の中でも随一の完成度。
静かな感情が、読者の心に深く皺を刻む一冊。