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あらすじ
夏休みのあいだ、離島にある祖母の家で過ごすことになった琉ノ介(りゅうのすけ)。祖母の家には、決して入ってはいけないと言われている部屋があり、琉ノ介はそこで異形の存在・セキと出会うことになる。
少年と異形の生物が出会うという王道のボーイミーツガール、あるいはボーイミーツボーイのような導入ではあるものの、その出会いはどこか不穏で、島そのものにも隠された違和感が漂っている。セキとは一体何者なのか。なぜ祖母の家に隠されていたのか。島に隠された謎や、不気味な演出の理由も含めて、1巻時点では多くのことが謎のまま残されている。
どのような作品?
とにかく絵が上手く、演出の強さと独特の不気味さで目を離せなくなる作品。設定だけを見ると、少年と異形の存在が出会う王道の形ではあるものの、その王道の上にかなり不穏な空気や異様な演出が積み重なっていて、素直なボーイミーツものとしては読めない手触りになっている。
特に1巻の段階では、セキの正体や島の秘密など、気になる要素が次々と提示される一方で、はっきりした答えはまだ見えてこない。そのため、物語を読むというより、不気味さと謎に引っ張られて一気に読まされる感覚が強い。キャラクターデザインも可愛く、少年キャラや異形との関係性に惹かれる読者にもかなり薦めやすい作品。
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