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あらすじ
13歳で「ちばてつや賞」を受賞し、華々しく漫画家デビューした作者・道草晴子(みちくさ はるこ)。
しかし、その直後、プレッシャーや環境の変化から精神を病み、14歳で精神科病院へ入院することになる。
病院から学校に通い、農作業をし、盆踊りに参加し、ボクシング部に入部し、デイケアで輪投げをする。
元カレの逮捕やプレハブ暮らし、新しい病名、脱腸、恩師との再会……
そんな“波瀾万丈”がなぜかどこかあたたかい。
15年以上にわたる“人生の寄り道”を、フルカラーの4コマ形式で綴った、ユーモアとまなざしに満ちた再生の記録。
どのような作品?
重たいテーマに見えるけど、不思議と“優しさ”がじんわり染みてくる。
作者は統合失調症の体験を真正面から描きながらも、「鉄格子のデザインが可愛くて良かった」なんて感性で日常を切り取っていく。
絵柄はラフで、語り口も柔らかい。だけど描かれているエピソードは、生きることのしんどさや、ちょっとした喜びに満ちている。
読むほどに、道草晴子という人の“他者を思いやる視点”と“あたたかい孤独感”が伝わってきて、気づけば癒されている自分がいる。
読む人によって、支えになるかもしれないし、ただただ「こんな人がいるんだな」って思えるだけでも充分。 そんな“道草”に付き合いたくなる一冊。
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