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あらすじ
絹田みやがコミティアなどで発表してきた同人誌4作品をまとめた短編集。
SNSでしか繋がっていなかった“友達だった人”の葬式へ向かう表題作をはじめ、仕事に疲れたOLが「自分が3人いたら」と願った瞬間に体が分裂してしまう「3人いる」、幼い頃の絵がきっかけで幼馴染の胸の内に触れていく話、旅先で出会った女性たちの間に共鳴が生まれていく話が収録されている。
どの話も、大事件で引っ張るというより、日常の中の小さな違和感やモヤモヤがふっと輪郭を持つ瞬間を描いていくタイプ。人の目を気にしてしまう感覚や、うまく言葉にできない心の揺れが、繊細に積み上がっていく。
どのような作品?
この短編集のいちばんの良さは、「わかりやすいドラマ」を誇張しないところだと思う。関係性の温度差、言えなかったこと、言えなかったまま終わること。そういう“心の引っかかり”が、派手な演出じゃなくて手触りとして残る。
刺さる人には、かなり深いところまで刺さる一方で、バトルや大きなどんでん返しみたいな派手さを求める人にはハマりにくいかもしれない。逆に、日記や手記っぽい感覚で「心の動き」を追うのが好きな人には、読み終わったあとも余韻が残るタイプ。
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