
ふみちゃんの楽園
心情を言葉で説明するのではなく、情景で語るタイプのTL(ティーンズラブ)漫画。
田舎の風景、ご飯の匂い、肌と肌の温もり、すべてが静かに画面から伝わってくる。
説明台詞が少ないからこそ、読者は「ただそこに居る二人」を眺めているような気持ちになる。
グルメ漫画のようでもあり、ラブストーリーのようでもあり、どれでもない。「暮らす」「愛し合う」って、こういうことだよな…って思わされる、淡々としているのに心がじんわり温まる一冊。
スローライフ / COMIC SELECTION
田舎暮らし・穏やかな生活・自給自足など、ゆったりとした生活ペースや日常を描いた作品。大事件よりも空気感や暮らしを重視する作品に。
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心情を言葉で説明するのではなく、情景で語るタイプのTL(ティーンズラブ)漫画。
田舎の風景、ご飯の匂い、肌と肌の温もり、すべてが静かに画面から伝わってくる。
説明台詞が少ないからこそ、読者は「ただそこに居る二人」を眺めているような気持ちになる。
グルメ漫画のようでもあり、ラブストーリーのようでもあり、どれでもない。「暮らす」「愛し合う」って、こういうことだよな…って思わされる、淡々としているのに心がじんわり温まる一冊。

沖縄の離島という静かな舞台で描かれる、少年と青年の心の距離が近づいていくBL作品。
実央は一見クールな雰囲気だけど、思いを伝えるときは真っ直ぐでちょっと不器用なところがある。
駿は軽いノリのように見えて実は臆病で、自分を守るために恋から逃げようとする節がある。
でも、そんなふたりが少しずつ想いを重ねていく過程が、南国の穏やかな空気感と相まってすごく心に沁みる。
BLという枠にとどまらず、人と人との関係の繊細さ、向き合う勇気みたいなものが丁寧に描かれてる。
続編の『春風のエトランゼ』では舞台を北海道に移して、また違った温かさや葛藤が描かれていくので、そっちもぜひ読んでほしい。

ドラゴンに食べられるという強烈な導入ではあるものの、読み味としてはバトルや冒険の緊張感よりも、癒しや安らぎのほうが前に出ている作品。騎士団長という立場で激務に追われていたリンナが、思いがけずドラゴンの胃の中で肩の力を抜いて過ごせるようになっていく、その落差がこの作品の大きな魅力になっている。
そのため、アクション中心のファンタジーを期待すると少し印象は違うが、疲れた人がゆるやかな空気に浸りたいときにはかなり相性がいい。胃の中という奇妙な舞台設定も、ギャグに寄り切るのではなく、日々を立て直していくための居場所として機能しているのが面白い。大きな事件よりも、少しずつ心がほぐれていく感覚や、不思議な環境で営まれる穏やかな生活を楽しみたい人に向いている一作。
全3作品

心情を言葉で説明するのではなく、情景で語るタイプのTL(ティーンズラブ)漫画。
田舎の風景、ご飯の匂い、肌と肌の温もり、すべてが静かに画面から伝わってくる。
説明台詞が少ないからこそ、読者は「ただそこに居る二人」を眺めているような気持ちになる。
グルメ漫画のようでもあり、ラブストーリーのようでもあり、どれでもない。「暮らす」「愛し合う」って、こういうことだよな…って思わされる、淡々としているのに心がじんわり温まる一冊。

沖縄の離島という静かな舞台で描かれる、少年と青年の心の距離が近づいていくBL作品。
実央は一見クールな雰囲気だけど、思いを伝えるときは真っ直ぐでちょっと不器用なところがある。
駿は軽いノリのように見えて実は臆病で、自分を守るために恋から逃げようとする節がある。
でも、そんなふたりが少しずつ想いを重ねていく過程が、南国の穏やかな空気感と相まってすごく心に沁みる。
BLという枠にとどまらず、人と人との関係の繊細さ、向き合う勇気みたいなものが丁寧に描かれてる。
続編の『春風のエトランゼ』では舞台を北海道に移して、また違った温かさや葛藤が描かれていくので、そっちもぜひ読んでほしい。

ドラゴンに食べられるという強烈な導入ではあるものの、読み味としてはバトルや冒険の緊張感よりも、癒しや安らぎのほうが前に出ている作品。騎士団長という立場で激務に追われていたリンナが、思いがけずドラゴンの胃の中で肩の力を抜いて過ごせるようになっていく、その落差がこの作品の大きな魅力になっている。
そのため、アクション中心のファンタジーを期待すると少し印象は違うが、疲れた人がゆるやかな空気に浸りたいときにはかなり相性がいい。胃の中という奇妙な舞台設定も、ギャグに寄り切るのではなく、日々を立て直していくための居場所として機能しているのが面白い。大きな事件よりも、少しずつ心がほぐれていく感覚や、不思議な環境で営まれる穏やかな生活を楽しみたい人に向いている一作。