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宗教2世 / COMIC SELECTION

#宗教2世

本人の性格や努力だけではどうにもならない家庭環境や育ちが、恋愛・仕事・結婚・独立など人生の選択に影を落とす作品につけるタグ。

4作品

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まずは、この一冊から。

土砂のイチオシ

気になる表紙から、読んでみよう。

宗教2世の漫画一覧

リセット

全4作品

おやすみプンプンの表紙

この作品は、主人公・プンプンの恋と挫折、そしてそこから生まれる自己肯定感の低さを描いた作品である。
本作の大きな特徴として、主人公のプンプンとその家族・親戚はひよこの落書きのような姿で描かれている点が挙げられる。
さらに物語が進むにつれて、プンプンの心理状態に合わせてそのビジュアルも変化していく(例:ひねくれた状態のときは三角形になるなど)。
ただし、これはあくまでも漫画的な表現であり、読者の視点からそう見えているだけで、作中の人物たちからは人間の姿として見えているという設定である。
また、「プンプン」という名前も読者が認知している仮の名にすぎない。
さらに、本作では他の登場人物が通常の吹き出しで会話を交わす一方で、プンプンのセリフだけは「プンプンは〇〇と言いました。」のようなナレーション形式で進行していく。
こうした演出が、本作を非常に実験的で特徴的な作品にしている。

そういう家の子の話の表紙

センシティブなテーマを扱っていながら、読み味そのものは必要以上に重く沈むものではなく、比較的明るめの温度で読める作品。宗教2世という題材を、告発や断罪として強く押し出すというより、そこで育った人たちが人生の節目ごとに何を感じ、何に引っかかり、どう折り合いをつけようとするのかを丁寧に見ていく。

家族を完全に憎めるわけでもなく、かといって何事もなかったようには受け流せない。その曖昧で複雑な感情が、この作品のいちばん大きな核になっていると思う。悪意のある加害者がいて単純に割り切れる話ではないからこそ、結婚や仕事、暮らしの選択の中でじわじわ効いてくる違和感が生々しい。作者の志村貴子自身も宗教2世であることが、この作品の静かな説得力にもつながっていて、複雑な感情が交差する人間ドラマとして強く印象に残る一作。

愛と呪いの表紙

愛と呪い

ふみふみこ

作者・ふみふみこ自身の体験を元にした、 家族による性暴力と“宗教二世”の問題を描いた半自伝的作品。

1990年代という社会的にも不穏な空気が漂っていた時代背景と共に、 父からの虐待、無関心な家族、宗教の枠に縛られた教育環境が描かれる。
特に“酒鬼薔薇事件”は作中で強く扱われており、 同い年の少年が犯した猟奇的事件を前に、主人公が感じた混乱と共鳴が切実に綴られている。
“家族”という名の加害と、“愛”と“呪い”が同居する関係性。
それでもなお、自分の人生を選びとっていこうとする意志。
静かだが圧倒的な熱量で読み手に迫る一作。

るなしいの表紙

るなしい

意思強ナツ子

「神の子として生きることを運命づけられた少女」が、学校と家庭という二重の異質な世界で揺れながら生きる姿を描く物語。
信仰、孤独、自己承認、ビジネス――さまざまなテーマが渦を巻きながら、「なぜ人は非合理なものに縋るのか?」という問いを浮かび上がらせる。
日常の中に不気味さがにじむ独特な空気感と、るなの視点から見た世界の歪さがクセになる作品。

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