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河出書房新社 / COMIC SELECTION

#河出書房新社

小説・人文などの一般書が中心だが、コミック/グラフィックノベルも刊行している出版社。

3作品

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まずは、この一冊から。

土砂のイチオシ

気になる表紙から、読んでみよう。

河出書房新社の漫画一覧

リセット

全3作品

かわいい闇の表紙

かわいい闇

マリー・ポムピュイ,ファビアン・ヴェルマン

フランス発、全編フルカラーの異色コミック。
一見メルヘンで可愛らしいキャラクターたちが繰り広げるのは、“童話が現実と衝突したら”という不条理かつシビアな世界観。
物語はほとんど説明されないまま進行し、読者は彼らと同じく理不尽な環境の中に放り込まれる。
小鳥とのお茶会で仲良くなろうとすれば食べられ、仲間同士の関係もやがて歪んでいく。
“可愛い”が“怖い”に変わっていく感覚は唯一無二で、その衝撃は長く心に残る。
日本では2014年に出版されたが絶版となっており、現在はプレミア価格での取引がされている幻の一冊。
気になった人は早めのチェックをおすすめしたい。

まじわる中央感情線の表紙

志村貴子が描く“感情のゆらぎ”や“人間の間(ま)”を楽しめる短編集。

性描写を含む作品も収録されており、読む人によっては好みが分かれる可能性もあるが、「この人が描いたならなんでも読んでみたい」と思わせてくれるような、作家ファンにはたまらない構成。
オムニバス的にいろんな関係性と空気を楽しめるので、読み切りで“気分を変えて読みたい時”にもぴったり!

3秒の表紙

3秒

マルク=アントワーヌ・マチュー

フランス発のグラフィックノベルであり、セリフゼロ・前衛アートとしての“漫画”。
ページはすべて6×6のグリッドで構成され、ズームイン・アウトの視点操作や、光の反射といった視覚的トリックが全編に仕掛けられている。
その体験はまるで、美術館の展示を鑑賞しているかのよう。

「漫画とは何か?」という概念を揺さぶってくる本作は、
従来のストーリー漫画を読み慣れている人にとっては戸惑いもあるかもしれない。
しかし、刺さる人にはとことん刺さる。そんな実験精神と緊張感に満ちた異色作。

紙の書籍としての佇まいも特徴的で、正方形の判型や電子連動の仕掛けなど、読む人の「感覚」ごと揺さぶってくる構造になっている。
日本の漫画に慣れた読者こそ、ぜひ一度この“ズレた”読書体験に挑んでみてほしい。

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