ギルティえんじぇる

後藤天泉 / 全2巻 完読目安: 1時間20分 予算目安: 約1,716円
📅 開始: 2025年3月12日 / 最終巻: 2025年3月12日
覗いた先で、
もう引き返せない
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📊 作品成分チャート
暗い明るい
物語重視キャラ重視
読みやすい難解・知的
重厚疾走感
ニッチ有名・王道

あらすじ

人公のやすおは、30を過ぎても実家の団地に引きこもり続ける無職の男。彼の唯一の楽しみは、同じ団地に住む小学生の女の子3人組を盗撮することだった。

ある日、団地の窓から覗く彼女たちの姿だけでは満足できなくなったやすおは、彼女らが通う小学校の女子更衣室に監視カメラを仕掛けてしまう。天使のような彼女たちの着替えを見られるはずだったが、そこに映っていたのは、彼女たちが同級生の女の子をいじめ、さらには誤って殺してしまう姿だった。こうして、盗撮犯の男と殺人の秘密を抱えた小学生女児3人組の、奇妙な関係が始まっていく。

どのような作品?

学生の女の子たちが犯罪に手を染め、そこに盗撮犯の男が巻き込まれるという、かなり異様な設定の作品。題材だけでも相当強いが、読み味としてはショック描写だけで押すというより、秘密を共有してしまった者同士が、共犯関係の中で少しずつ結びついていく気味の悪さと危うさが印象に残る。

関係性そのものはかなり歪んでいるが、ただ不快なだけではなく、その中でお互いに情のようなものが芽生えていくのが本作の面白さでもある。可愛らしい見た目の小学生たちと、やっていることの異常さの落差も強く、サスペンスとしての緊張感がしっかりある。一方で、扱っている題材がかなり重く、倫理的にもかなりきついので、読む人はかなり選ぶタイプの作品。不穏な関係性や、後戻りできない共犯もの、気味の悪さと妙な情が同居する物語が好きな人には刺さりやすい一作。
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