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ビッグコミックオリジナル / COMIC SELECTION

#ビッグコミックオリジナル

青年向けの中でも「大人のストーリー漫画」を軸にした媒体で、仕事・家庭・人生の局面みたいな現実のテーマを、人間ドラマとしてじっくり描く作品が集まりやすい。派手な展開よりも、人物の感情の積み重ねや生活の手触りで読ませる読み味が強く、「生活の一部として読まれる」タイプの雑誌として語られやすい。

2作品

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まずは、この一冊から。

土砂のイチオシ

気になる表紙から、読んでみよう。

ビッグコミックオリジナルの漫画一覧

リセット

全2作品

んば!の表紙

んば!

熱焼江うお

全く説明のないまま不気味な状態で物語が進行していくオカルト・ホラーアクション。読み進める事に作品の輪郭は分かっていくものの、序盤では全く分からず「ん?ナニコレ?」と感じるが、その説明せずに不気味なものを不気味なものとして放置していくのがホラー漫画として、この作品をより不気味に感じさせる。物語が今後どう動くのか全く予想がつかないのも楽しい。

「怖がらせるために説明しない」っていうより、「説明できないものが、そこに居る」状態をずっと維持してくるタイプのホラーアクション。

百田の“正しさ”への執着(ルール、常識、社会の線引き)と、養豚場で起きてる“正しさが通用しない出来事”がぶつかって、読んでる側も足場がぐらつく。序盤の「わからなさ」をあえて長めに抱えさせるから、合わない人には合わない。でも、この気味悪さの維持が刺さる人には、めちゃくちゃ中毒性ある。

あと、先が読めない。「こうなるでしょ」って予想が立ちにくいのが、そのまま面白さになってる。

罪悪 押見修造短編集の表紙

押見修造自身の実体験をもとにした、かなり私的で生々しい短編集。フィクションとして大きく盛り上げるというより、過去に自分の中へ沈殿してしまった罪悪感や、うまく処理できなかった記憶を、自分で確かめ直すように描いているのが特徴になっている。

そのため、読み味としては派手ではないが、そのぶん妙に刺さる。特別な出来事ではなく、誰の人生にもありそうな失敗や、ふとした残酷さ、今でも思い出すと嫌な感触が残るような記憶が題材になっているからこそ、読んでいて逃げ場のない痛みがある。押見修造の作品に通底している、生々しさや自意識、罪悪感の根っこのようなものをまとめて覗き込むような一冊であり、作者自身の原点に触れるような感覚がある作品。

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