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マンション / COMIC SELECTION

#マンション

マンションの一室や共有部、住人同士の距離感など、集合住宅としての環境が物語の重要な舞台になっている作品につける。日常生活、隣人関係、閉鎖性、生活音、管理体制など、マンション特有の空気や構造が描写に関わる作品に用いる。

2作品

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まずは、この一冊から。

土砂のイチオシ

気になる表紙から、読んでみよう。

マンションの漫画一覧

リセット

全2作品

999号室の表紙

999号室

南賀なん

何も説明のない状態で物語が展開していく挑戦的な作品。主人公がなぜ働いているのか、なぜ手紙を届けるのか、手紙とは何なのか、住人たちはなぜ人間の姿をしていないのか。そういった根本的な部分がほとんど明かされないまま進んでいくため、読者はこの異常な世界にいきなり放り込まれることになる。

労働や性行為さえ国家に管理され、居住区域まで分けられている世界そのものが最初から明らかにおかしいのに、作中ではそれがごく当たり前のものとして処理されている。そのズレがかなり不気味で、何がどういう仕組みで成り立っているのか分からないまま読まされる感覚が、この作品の大きな魅力になっている。先も読めないし、世界観もすぐには掴めない。だからこそ、この独特な空気の中を手探りで進んでいく読書体験そのものが強く残る作品。

殺し屋1の表紙

殺し屋1

山本英夫

かなり過激な暴力描写と性暴力描写を含んだ、強烈なバイオレンス作品。ただ残酷な場面を並べるだけではなく、作品全体を通して「エゴイストとは何か」「真に自分本位な人間とはどういう存在なのか」というテーマが一貫して流れているのが特徴になっている。

ヤクザたちは女性を凌辱し、凄惨な殺しを行う畜生として描かれている一方で、彼らを成敗する側に見えるイチも、単純なヒーローではない。この作品においてイチは最も弱い存在でもあり、同時に最も強い存在でもある。そのねじれた立ち位置が、作品全体の不穏さや異様さを支えている。読んだからといって学びがあるとか、人生観が変わるとか、そういう作品ではないと思うが、それでも名作だと言いたくなるだけの強さがある。暴力や欲望の極端さ、その中でむき出しになる人間の身勝手さを見たい人には強く残る一作。

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