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映画 / COMIC SELECTION

#映画

映画というメディア自体をテーマにしていたり、映画の世界を描いている作品につける。ジャンルではなく“映画そのもの”が主題であること。

3作品

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まずは、この一冊から。

土砂のイチオシ

気になる表紙から、読んでみよう。

映画の漫画一覧

リセット

全3作品

海が走るエンドロールの表紙

海が走るエンドロール

たらちねジョン

とにかく描写と心情描写が丁寧な作品。おばあちゃんが余生を使って映画を学ぶ、というだけのスローライフ的でほのぼのした話ではなく、ものづくりに対する情熱や初期衝動がしっかり詰まっているのがこの作品の強さになっている。

「人生、何を始めるにも遅くない」という言葉だけでは済まされない、時間には限りがあるという現実もきちんと描かれているのが印象的。その中で、うみ子が何を作り、何を残すのかが胸を打つ。特にものづくりをしている人からの評価が高いのも納得できる作品で、創作に向き合う苦しさや熱量を知っている人ほど強く刺さりやすい。年齢や再出発を扱った作品というより、創作の衝動そのものを描いた作品として読むとかなり深く残る一作。

さよなら絵梨の表紙

さよなら絵梨

藤本タツキ

“撮る”ことと“編集する”こと、その境界線を物語の中心に据えた実験長編。定点や主観など映画的フレーミングを徹底し、スマホ画角のカットがリズムを作る。現実を記録しているはずが、いつの間にか物語へと“脚色”される感触、虚実が反転する瞬間に本作の面白さがある。
藤本タツキらしい映画愛とメタ視点が濃く、喪失から立ち上がろうとする衝動も静かに燃える。読み終えてから“もう一周”したくなる、解釈が観客の手に委ねられた一本。

シルバー・スクリーンの表紙

寂れたミニシアターを舞台にした、静かで温かなヒューマンドラマ。主人公の楓は寡黙で、最初から分かりやすく自分を開いていくタイプではないが、映画館で働く人々や、そこに集まるお客さん、そして映画そのものに触れることで、少しずつ人との距離感や自分の感情を見つめ直していく。
映画を題材にした作品ではあるが、映画の知識を楽しむだけの漫画というより、孤独や言葉にできない寂しさに寄り添うような作品になっている。強い刺激や派手な展開を求める人向けというより、静かに心を温めてくれるような漫画を読みたい人、誰かの居場所になるような物語を求めている人におすすめしたい作品。

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