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オカルト / COMIC SELECTION

#オカルト

霊、呪い、超常現象、都市伝説などが登場する作品。不気味さや神秘性が漂う世界観。

18作品

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まずは、この一冊から。

土砂のイチオシ

気になる表紙から、読んでみよう。

オカルトの漫画一覧

リセット

全18作品

アビスマルの表紙

アビスマル

こかむも

スタイリッシュさと可愛さを前面に出しつつ、アクションは鋭く格好いい、ダークファンタジー寄りのガールミーツガール。主人公が何者なのか分からない状態から、作り込まれた「悪夢と童話」の世界を初見で探索していく感覚が強く、読み進めるほど没入感が増していく。装丁・表紙デザインの完成度も高く、紙で揃えたくなるタイプの一冊。
可愛いだけではなく、ダークさをしっかり備えた作品を読みたい人に向く。

青野くんに触りたいから死にたいの表紙

序盤は、幽霊になった青野くんとのどこかシュールな恋愛模様が描かれていくが、読み進めるほど不穏な空気が濃くなっていき、不気味な場面や展開がはっきり増えていく。そのため、恋愛漫画やラブコメとして入れる作品ではあるものの、手触りとしてはホラー漫画の側面のほうがかなり強い作品だと思う。

一方で、ただ怖いだけの作品ではなく、人を愛するとは何なのか、他人と自分の境目とは何なのかといった、人を思うことそのものに踏み込んでいくような大きなテーマも抱えているのが特徴になっている。恋愛、執着、恐怖、親密さがひとつに混ざり合っていて、かなり独自の読み味がある。新しいマンガ表現を切り開いた作品と言っていいし、個人的には名作と呼んで差し支えない作品だと思う。明るい作品ではないが、心にガツンとくるような作品を読みたい人には強く薦めたい一作。

臓腑の花束の表紙

臓腑の花束

ISHIDA UMI

とにかく絵が上手く、演出の強さと独特の不気味さで目を離せなくなる作品。設定だけを見ると、少年と異形の存在が出会う王道の形ではあるものの、その王道の上にかなり不穏な空気や異様な演出が積み重なっていて、素直なボーイミーツものとしては読めない手触りになっている。

特に1巻の段階では、セキの正体や島の秘密など、気になる要素が次々と提示される一方で、はっきりした答えはまだ見えてこない。そのため、物語を読むというより、不気味さと謎に引っ張られて一気に読まされる感覚が強い。キャラクターデザインも可愛く、少年キャラや異形との関係性に惹かれる読者にもかなり薦めやすい作品。

14歳の表紙

14歳

楳図かずお

終末SF×サバイバルホラーの巨編で、楳図かずおの最後の長編。難解で一言では括れない物語だが、グロテスクな描写とシュールな感覚が独特の読後感を生み、無茶苦茶に見える運びの裏に重厚な世界観が通底している。環境破壊や倫理、政治の迷走といったテーマが“黙示録”のスケールで増幅され、チキン・ジョージという象徴を通して「人間とは何か」「文明はどこへ行くのか」を読者に突き返す。長さも手触りもハードだが、だからこそ“この作品でしか見られない未来”がある。漫画好きなら一度は通っておきたい名作。

幽☆遊☆白書の表紙

幽☆遊☆白書

冨樫義博

序盤は心霊探偵モノ、でも途中から完全にバトル漫画へ大変身。

中でも「暗黒武術会編」「魔界統一トーナメント編」など、歴史に残るアツすぎる戦いが満載。
仲間の絆、葛藤、覚醒――そのすべてが90年代ジャンプのエッセンスに詰まってる。
何度読んでも燃えるし、何度見ても泣ける。
そして、幽助の成長と迷いが、そのまま物語の重心になってるから、少年から大人になる読者にも刺さる。

ダンダダンの表紙

幽霊は信じてるけど宇宙人は信じていない女子高生と、宇宙人は信じてるけど幽霊は信じていない男子高校生。
“正反対のオカルト観”を持つ2人が、それぞれの怪異と出会ったことで、超常の力を得ていく。

キャラクターデザインは一見コミカルだけど、登場する幽霊やUMA的存在はどこか生々しくて不気味。
違和感や恐怖がじわじわと染み込んでくるような気味の悪さがある。

アクションもかっこよく、物語のテンポも抜群。
異形と対峙しながらも、2人の関係性が丁寧に描かれていて、バトル・恋愛・オカルトが絶妙なバランスで共存する青春オカルティック譚。

Nの表紙

N

原作:くるむあくむ 作画:にことがめ

2024年に話題になった「モキュメンタリー風ホラー」の系譜にある一作。
ドラマ『イシナガキクエを探しています』や『変な家』のような、フィクションでありながら“リアルな証言”のように描かれるスタイルが特徴。
“N”という名前しかわからない存在を、語り部を通じて少しずつ輪郭化していく構造が秀逸で、ゾクゾクが止まらない。
紙媒体ならではのギミックも仕込まれており、ホラー好きならぜひ紙で味わってほしい体験型怪談作品!

まなざし珠子の自由研究の表紙

自由研究の発表と独白から過去回想に迫っていく、独白形式のミステリー作品。亡くなった高校教師が残した「生き返り」に関する研究をきっかけに、先生自身の過去や、生まれ故郷に隠された謎へと踏み込んでいく構成になっている。
1巻の段階ではかなり謎が多く、分かりやすく答えが出るタイプではないが、そのぶん「先生は何を知っていたのか」「この研究はどこに繋がっているのか」という引っ張りが強い。雰囲気としては不穏さもあるが、怖がらせることを前面に出したホラーというより、かなり本格的なミステリーとして続きが気になる作品。序盤から情報の出し方にクセがあり、読者に考えさせながら進んでいくタイプの漫画だと思う。

少年ジャンプ+読み切り集『変』の表紙

少年ジャンプ+読み切り集『変』

喜多川ねりま,◯,ワートン,天願真太郎,屋宜知宏

この巻の強みは、「変な設定」を“変だから面白いでしょ”で終わらせず、登場人物がわりと真面目に受け止めて進むところ。だから、ギャグっぽく見える入口でも、読み終わると妙に感情が残ったり、逆にじわじわ気味が悪くなったりする。

5本の振れ幅はかなり大きい。特に「BLACK -THE STORY OF MONSTER SYNDROME-」は、他の4本の空気と比べてもかなり暗くて重いので、同じテンションで読みに行くと読後感がズレる可能性はある(ここだけ別ジャンルの重さ、みたいな感じで来る)。

んば!の表紙

んば!

熱焼江うお

全く説明のないまま不気味な状態で物語が進行していくオカルト・ホラーアクション。読み進める事に作品の輪郭は分かっていくものの、序盤では全く分からず「ん?ナニコレ?」と感じるが、その説明せずに不気味なものを不気味なものとして放置していくのがホラー漫画として、この作品をより不気味に感じさせる。物語が今後どう動くのか全く予想がつかないのも楽しい。

「怖がらせるために説明しない」っていうより、「説明できないものが、そこに居る」状態をずっと維持してくるタイプのホラーアクション。

百田の“正しさ”への執着(ルール、常識、社会の線引き)と、養豚場で起きてる“正しさが通用しない出来事”がぶつかって、読んでる側も足場がぐらつく。序盤の「わからなさ」をあえて長めに抱えさせるから、合わない人には合わない。でも、この気味悪さの維持が刺さる人には、めちゃくちゃ中毒性ある。

あと、先が読めない。「こうなるでしょ」って予想が立ちにくいのが、そのまま面白さになってる。

モンスターアンドゴーストの表紙

圧倒的な画力で描かれる、孤高の高校生と幽霊の純愛BL。
「ヤンキー×幽霊」という異色の組み合わせながら、描かれるのは驚くほどピュアで静かな心の交流。
暴力的なイメージを持たれがちな椿の“本当の姿”を、幽霊である兜だけが見つめ、寄り添っていく。
性的な描写はほとんどなく、BL初心者でも読みやすい一冊。
繊細な感情と距離感が、ページごとにじんわりと伝わってくる作品です。

感受点の表紙

感受点

原作:いつまちゃん作画:文野紋

さまざまな登場人物による1話完結の短編ホラーが収録されたオムニバス形式の作品で、それぞれの物語がやがて一つの線として繋がっていく構成が特徴。
幽霊や呪いといったオカルト的要素だけでなく、人間の嫌な部分を描いた“人怖”寄りの話も多く、幅広いタイプの恐怖が詰まっている。
かわいらしい絵柄と、リアルで不気味な怪異とのコントラストが絶妙で、気持ち悪さと魅力が同居した一冊。
巻数も少なく、ホラー入門にもおすすめ。

カッパのカーティと祟りどもの愛の表紙

人との距離感がうまくつかめず、どこか“異物”として扱われてきた少女・祝(いわい)と、皿が割れたことで仲間から追われたカッパのカーティ。
ふたりの出会いをきっかけに、孤独と向き合う日々に、少しずつ不思議な存在たちが入り込んでくる。

登場するのは、カッパをはじめ、祟りや妖怪のような「人ならざるもの」たち。
けれどそれらは決して怖い存在ではなく、むしろ祝の心にそっと寄り添い、世界の見え方を少しずつ変えていく。

奇妙でユーモラスな空気感の中に、痛みや寂しさ、そして確かなやさしさがにじむ作品。
「傷ついたままの心で生きること」を、まるごと肯定してくれるような読後感がある。

心霊写真密売マニュアルの表紙

怖がらせにくるホラーというより、「変なことが起きてるのに、誰も丁寧に説明してくれない」まま前に進んでいくタイプ。だから不気味さはあるんだけど、それを恐怖で押し切る感じではなくて、独特の空気がずっと続く。

この作品の面白さは、謎がほどける快感をすぐ渡してくれるんじゃなくて、「分からなさ」自体を抱えたまま読ませるところ。好きな人は一気にハマるし、説明が欲しい人は置いていかれると思う。漫画をあまり読まない人に強くは薦めないけど、こういう“手触り”が好きなら、かなり刺さる一冊。

ファントムバスターズの表紙

スタイリッシュなキャラデザインと、思春期の不安定さがにじむ感情描写が印象的な青春除霊譚。
霊を“喰う”という特異な除霊能力を持つ主人公・宍喰野虎落(ししくの もがり)を軸に、霊が“見える”者、“話せる”者、そして“信じていなかった”者が集まり、部活として除霊に挑むストーリー。
奇抜さの中にきちんとヒューマンなリアリティがあり、キャラクターひとりひとりの背景や悩みも丁寧に描かれる。
特に、幽霊としか話せない少年・多聞康太郎(たもん こうたろう)など、設定の面白さと哀しさのバランスが絶妙。
オカルト・ホラー要素と学園青春モノが絶妙に混ざった作品で、キャラクター人気も高く、将来的にアニメ化の期待も高い一作。

悪魔二世の表紙

悪魔二世

志波由紀

ホラー…だけど、全然怖くない。
むしろ癖になる“ゆるさ”が全体を包んでいて、 死や怪異をテーマにしているのに、どこか心地よい不思議な読後感がある。
1話完結型でテンポよく進みながら、菊光という存在の背景や世界観がじわじわと広がっていく構成も◎。
登場人物たちはみな飄々としていて、異界との境目すら曖昧な空気がクセになる。

阿部洋一短編集オニクジョの表紙

隣人ラブコメっぽい空気で始まったと思ったら、次の瞬間には怪異と追跡劇に振り切れていく、夢の中みたいなテンポの短編集。距離感が近すぎる女子高生・ふきの“妙な軽さ”が、そのまま異形への入口になっていて、日常と怪異の混ざり方がずっと変。

表題作「オニクジョ」が単行本の大半を占めていて、とにかく奇想天外。展開も発想もぶっ飛んでるのに、一本筋の通った変さがあって、この作者にしか出せない味になってる。独特な絵柄なので好みは分かれるけど、ハマると「何これ…」のまま気持ちよく連れていかれるタイプ。不思議な夢を見ているような読後感が残る一冊。

Qこの漫画に見覚えがある方はお知らせくださいの表紙

漫画作品というより、架空の漫画や原稿に関する情報をまとめた都市伝説本に近い読み味の作品。ひとつの物語として起承転結がはっきりつながっていくというより、曰く付きの漫画に関する断片的な情報や、周辺資料を読んでいく感覚が強い。

そのため、普通の漫画として読むと評価が難しいタイプではあると思う。キャラクターのドラマやストーリーの積み重ねを楽しむ作品というより、「この原稿は何なのか」「誰が描いたのか」「この情報は本当なのか」といった、不穏な断片を眺めること自体を楽しむ作品に近い。モキュメンタリーや都市伝説、架空の資料集のような形式が好きな人には薦めやすい一方で、漫画としての物語性や読みやすい展開を求める人には合わない可能性がある。

顔面土砂崩れ 脳内アーカイブ

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