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あらすじ
ジャンプ+10周年記念で刊行された読み切り集のうち、「変」をテーマにした一冊。日常に“変なズレ”が入った瞬間に、笑いにも怖さにも、前衛っぽさにも振れる読み切りが5本収録されている。
彼氏の実家へ行ったら因習村で、生贄にされそうになったギャル大学生が、同じく連れてこられたメンヘラ大学生と一緒に脱出を図る「生贄ちゃん生還せよ」。怪物を倒すための部品工場で働くうちに、生活と労働に削られて精神が蝕まれていく青年を描く「BLACK -THE STORY OF MONSTER SYNDROME-」。丁寧な暮らしを求める主人公が、ある日突然“周りの物や風景がピクトグラムに見える”状態になっていく「シンプルイズベスト」。怪異が人に害をなす世界で、交番にいる男女がだらだら会話しながら過ごす「みことはこ」。二足歩行のケモノが暮らす惑星に「ヒト」が現れ、ケモノ側の観察が始まっていく異文化交流録「ヒトナー」。
どのような作品?
この巻の強みは、「変な設定」を“変だから面白いでしょ”で終わらせず、登場人物がわりと真面目に受け止めて進むところ。だから、ギャグっぽく見える入口でも、読み終わると妙に感情が残ったり、逆にじわじわ気味が悪くなったりする。
5本の振れ幅はかなり大きい。特に「BLACK -THE STORY OF MONSTER SYNDROME-」は、他の4本の空気と比べてもかなり暗くて重いので、同じテンションで読みに行くと読後感がズレる可能性はある(ここだけ別ジャンルの重さ、みたいな感じで来る)。
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