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気持ち悪い / COMIC SELECTION

#気持ち悪い

描写・デザイン・関係性などに嫌悪感や不快感を覚えるシーンがある作品に付ける。

10作品

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まずは、この一冊から。

土砂のイチオシ

気になる表紙から、読んでみよう。

気持ち悪いの漫画一覧

リセット

全10作品

その青春の表紙

その青春

信楽大賀

小学5年生の1クラスを物語の起点にしながら、そこにいた生徒たちの人生を一人ずつ追っていく連作群像劇。学校生活の一時期だけを描く作品ではなく、その後の人生や結末まで含めてたどっていくため、子どもの頃の関係性や悪意がどれだけ長く尾を引くのかが強く残る。

全体的に、登場人物のビジュアルがかなりルッキズム全開で描かれているのも特徴で、醜悪な人間はとことん醜く、容姿に恵まれた人間はとことん整って描かれている。その極端さが、この作品の露悪的な部分であり、同時に魅力にもなっていると思う。

元々は作者が趣味でX上に連載していた作品を、商業化にあたって加筆と再編集を行った連作スタイルになっているため、X上で一度読んだことがある人でも改めて読む価値がある。人間の悪意にさらされたい人、胸糞悪さまで含めて味わいたい人にかなり向いている一作。

虐幸のくるちゃんの表紙

一見すると裕福で恵まれた家庭の話に見えるが、その中にある見えない虐待や支配をじわじわ描いていく作品。大きな事件で一気に壊れていくというより、日常の会話や母親の機嫌、くるちゃん自身の思考の癖から、少しずつ不快感が積み上がっていくタイプの読み味になっている。

読者目線では、くるちゃんの母親がおかしいことはかなり分かりやすい。けれど、くるちゃん本人は自分の置かれている異常さに気づいていないし、気づいてはいけないと思っている。自分よりも恵まれていない人がいるのだから、自分は幸せなはずだと思い込まなければいけない。その構造がかなり苦しく、ただ暗いだけではなく、「幸せであることを強要される」という歪さが強く残る怪作。家庭内の違和感や、本人だけが自分の傷に気づけないタイプのしんどさを描いた作品が好きな人にはかなり刺さりやすい。

14歳の表紙

14歳

楳図かずお

終末SF×サバイバルホラーの巨編で、楳図かずおの最後の長編。難解で一言では括れない物語だが、グロテスクな描写とシュールな感覚が独特の読後感を生み、無茶苦茶に見える運びの裏に重厚な世界観が通底している。環境破壊や倫理、政治の迷走といったテーマが“黙示録”のスケールで増幅され、チキン・ジョージという象徴を通して「人間とは何か」「文明はどこへ行くのか」を読者に突き返す。長さも手触りもハードだが、だからこそ“この作品でしか見られない未来”がある。漫画好きなら一度は通っておきたい名作。

僕たちの心中の表紙

僕たちの心中

古屋兎丸

初めに、この作品には希死念慮、性暴力、虐待、いじめ、リベンジポルノなどの描写があり、読む人によってはそのトラウマを思い出させる要因になる可能性があるため注意してください。

『ライチ☆光クラブ』や『帝一の國』を代表作に持つ古屋兎丸先生の全編フルカラー漫画。
家庭環境にそれぞれ問題を抱えた同級生の男女が、それぞれ惹かれ合いお互いの心を通わせていく中で、かつての文豪たちがそうしたように二人で心中をしていくことを企てていく物語。

この物語の根幹は生と死、そして性というものを描いており。性に対してそれぞれ歪んだ経験を持つ二人が人を愛するということは何なのか?性とはなんなのか?を互いに導いていくストーリー。かなり過激な描写が描かれているので読む際は注意が必要。

紙の場合はハードカバーで2970円だが電子は990円なので内容だけを把握したい場合は電子がお得だが所有欲を満たしたい場合は紙で買うのもオススメ。

殺し屋1の表紙

殺し屋1

山本英夫

かなり過激な暴力描写と性暴力描写を含んだ、強烈なバイオレンス作品。ただ残酷な場面を並べるだけではなく、作品全体を通して「エゴイストとは何か」「真に自分本位な人間とはどういう存在なのか」というテーマが一貫して流れているのが特徴になっている。

ヤクザたちは女性を凌辱し、凄惨な殺しを行う畜生として描かれている一方で、彼らを成敗する側に見えるイチも、単純なヒーローではない。この作品においてイチは最も弱い存在でもあり、同時に最も強い存在でもある。そのねじれた立ち位置が、作品全体の不穏さや異様さを支えている。読んだからといって学びがあるとか、人生観が変わるとか、そういう作品ではないと思うが、それでも名作だと言いたくなるだけの強さがある。暴力や欲望の極端さ、その中でむき出しになる人間の身勝手さを見たい人には強く残る一作。

闇金ウシジマくんの表紙

『闇金ウシジマくん』は、社会の裏側や人間の弱さを徹底して描いたリアル系群像劇。
裏金融を入り口に、風俗、ホス狂い、自己啓発セミナー、情報商材、生活保護、マルチ商法、ヤクザ、貧困ビジネスなど、
現代日本に実在する問題が、徹底的な取材のもとで描かれている。

たとえば『フリーエージェントくん編』では、SNSでの成功アピールや意識高い系自己啓発を武器にした情報商材詐欺の構造を、
笑えるほどリアルに、でも笑えないほど痛々しく描いている。

章ごとに登場人物が異なり、誰もが主人公で、誰もが堕ちていく。
“こうなってはいけない”と分かっているのに、読む手が止まらなくなる中毒性がある。
読んでいてつらくなる描写も多いが、それでも目を逸らせない強さがある。

YouTubeの公式チャンネルでは全編がマンガ動画として無料公開されており、
また、山田孝之主演でのテレビドラマ・実写映画版も高い評価を得ている。

📺 公式YouTubeチャンネルはこちら
https://www.youtube.com/@ushijima

フォビアの表紙

フォビア

原作:原克玄 作画:ゴトウユキコ

ホラーなのに、超リアル。
幽霊や怪奇現象に頼らず、人間の内側から湧き出る“怖さ”を描いた異色の恐怖症ホラー。
作画を務めるのは繊細な心理描写に定評のあるゴトウユキコ、原作はギャグ作品のキャリアを持つ原克玄という異色コンビ。
恐怖というより“不安”に近い感覚が積み重なり、読み終わった後にじわっと残る余韻が心を締め付ける。
「怖いのに、読みたくなる」――そんな危うい魅力を放つ作品。

箱の男の表紙

箱の男

都会

子育てエッセイ風のラフで可愛らしい絵柄からは想像しにくい、かなり不穏なサスペンスが展開される1巻完結の作品。絵柄自体は簡易的でやわらかいのに、描かれている家庭の状況は明らかに異様で、そのギャップが作品全体の怖さにつながっている。

「父が箱の中にいる」という設定そのものは強烈だが、作品の怖さはその奇抜さだけではない。由美子が幼い頃からそれを普通のこととして受け入れてきたこと、そして成長するにつれて少しずつ違和感を抱いていくことが、家庭の歪みをじわじわ浮かび上がらせていく。温かな家庭エッセイのような空気をまといながら、どこか決定的におかしい。その独特な不気味さを味わう作品だと思う。

この世界には有機人形がいるの表紙

ジャンルで言えばSF、でも読み味は限りなく寓話に近い。
法制度によって「支配」が正当化された世界の中で、人間が持つ良心・快楽・欲望の境界が曖昧になっていく。
幻想的な絵柄の中で描かれるのは、あくまで“道具”として存在する彼らと、それを使う側の人間の物語。
倫理を問うようでいて、どこか優しさや寂しさが滲む不思議な空気感。
読み終わったあと、静かに何かを引きずるような感覚が残る。
万人向けではないが、確実に“感情のどこか”を刺激してくる一作。

ウツロボロスの表紙

“UGコミックの帝王”と称される氏賀Y太が、成人指定を外してなお残る圧倒的グロ表現で読者をねじ伏せにくる一冊。
スプラッター描写は容赦なく、人間が「原型をとどめない」ほどに破壊される。
倫理観がぶっ壊れた世界観で、悲鳴や嘔吐が聞こえてきそうな描写のオンパレード。
虫の描写も多く、虫嫌いには地獄。
一方で、「この作家にしか描けない異常性」が持つ中毒性があり、“グロ耐性がある人限定”のディープな体験が待っている。
ホラーとしての質も高く、ただ不快なだけで終わらない“奇妙な感情の揺さぶり”があるのも特徴。

顔面土砂崩れ 脳内アーカイブ

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