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あらすじ
SMを題材にしたBL短編集。収録されているのは、表題作『Kの支配者』と『HOUSE』の2作品。『Kの支配者』では、資産家の息子であるKが突如として死に、彼の自殺を通報した坂滝晃が重要参考人として尋問されるところから物語が始まる。警察の問いかけの中で、晃とKの間にあった異常で濃密な日々が少しずつ語られていく。もう一編の『HOUSE』では、父親の死をきっかけに実家へ戻った男を中心に、家の中にある歪な支配の物語が描かれる。
どのような作品?
SMや支配を題材にしたBL短編集で、性描写はかなり激しく描かれるため、耐性のない人にとってはかなりきつい部分もあると思う。ただ、単に過激な性描写を見せるだけの作品ではなく、表題作『Kの支配者』はKの死と尋問から始まるため、ミステリー的な引きもしっかりある。
支配をテーマにしているが、Dom/Subユニバースの作品ではない。あくまで、SMや依存、執着、関係性の歪みの中で、人間同士の支配がどう形を変えていくのかを描いた作品になっている。『HOUSE』も父親の死をきっかけに実家へ帰るところから始まり、家族や家そのものに染みついた歪さが見えてくる。背徳的なBL漫画や、先が見えない不穏な作品を好む人にはぜひ読んでほしい一冊。
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